ご挨拶

美しく豊かな社会をデザインすべく、常に未来を見据えて挑戦して参ります

2024年6月27日開催の株主総会において、代表取締役社長に就任いたしました氏本祐介です。

さて、SDIは、グローバル市場で既に一般化している通信インフラシェアリング(基地局シェアリング)が我が国ではわずか数%しか実現していない事情に鑑み、携帯キャリア様及び、施設所有者様双方の課題解決と、政府のデジタル田園都市国家構想推進に貢献すべく、住友商事株式会社と東急株式会社の合弁事業として2021年に創設されました。

皆様のお力添えをいただき、SDIの5Gシェアリング基地局の設置拠点数は2023年度末に100を超え、中長期視点でシェアリングの価値を多方面にご理解頂けつつあると実感しております。創業4年目を迎え、SDIは、我が国の通信インフラ最適化への貢献を加速させるべく、更なる挑戦を続けて参ります。

まず、基地局シェアリングシステムの更なる高度化に取り組みます。親会社である住友商事のグローバルなネットワークを最大限活かし、SDIならではの、先進的で費用対効果の高い基地局シェアリングテクノロジーの開発・導入に努め、我が国のシェアリング技術の高度化に貢献したいと考えています。

次に、ご提案の高度化です。施設を所有する各社様が求める、より洗練された施設利用者向け無線サービスとのパッケージ提案や施設所有者様と携帯キャリア様の双方ニーズを最適化し、将来的な拡張性も備えた提案を行います。SDIならではのユニークなご提案を、施設毎にきめ細かく、スピーディーに企画設計し提案して参ります。

最後に、長期的な収益化を目指し、必要なキャッシュを確保します。株主からの資本支援等による盤石な資金力を活かすことで、事業運営の安定性を高め、将来の投資や大規模プロジェクトにも迅速かつ柔軟に対応できる体制を整備します。今後ますます重要となる通信インフラ整備を担う企業として、持続可能で永続的な事業運営を通じて長期的な収益を確保し、社会的責任を果たして参ります。

SDIは、新たな調和をもたらす基地局シェアリングを我が国に根付かせることで、人々が新しい体験となるサービスや事業の創造に貢献したいと考えています。また、それにより実現する便利で豊かでスマートな暮らしが人々の幸福と社会の発展をもたらすと信じています。美しく豊かな社会をデザインすべく、常に未来を見据えて挑戦して参ります。

Sharing Design株式会社
代表取締役社長
氏本 祐介