2026年7月29日
Sharing Design株式会社
オープンRAN対応の5G/4G共用無線機を導入
~建物内設備の大幅な省スペース化と省電力化を実現~
Sharing Design株式会社(本社︓東京都渋谷区、代表取締役︓氏本 祐介、以下「SDI」)は、オープンRANフロントホールインタフェース(以下「O-RAN FH」)仕様に準拠し、国内1.5GHz帯にも対応したSOLiD Inc.製アンテナ共用機(DAS: Distributed Antenna System、以下「DAS」)「nGENESIS」を導入することをお知らせいたします。
SOLiD Inc.は、ロンドンやニューヨークの地下鉄、イギリスの国際空港、多数の大型スタジアムや商業施設をはじめ、高い信頼性が求められる鉄道、空港、病院といった分野において、国内外で長年にわたり豊富な導入実績を有しており、今後SDIが提供するサービスにおいても、高い信頼性の確保に寄与することが期待されます。
このたび、SDIでは、O-RAN FH仕様に準拠し、5G sub6帯域と4G帯域に対応したSOLiD Inc.製のDAS「nGENESIS」を導入し、2026年度内のサービス提供開始を目指します。SOLiD Inc.はオープンRANの普及推進に向けた国内外の複数のアライアンスに参画しており、これらの活動を通じて「nGENESIS」はさまざまなベンダーのCU/DUとの相互接続性試験(以下「IOT試験」)を完了しています。日本国内においても、O-RAN FH接続実績およびIOT試験実績等を有しており、早期にサービス展開を実現できる見込みです。
O-RAN FH仕様は、携帯無線基地局を構成するベースバンド制御装置(以下「CU/DU」)と無線装置(以下「RU」)の接続に関してO-RAN ALLIANCE(※1)が策定した仕様です。O-RAN FH仕様に準拠した異なるベンダー間でRUとCU/DUの接続が可能となります。
従来のDASでは携帯キャリアごとにRUを同一建物内に設置する必要があり、設置用スペースおよび電力の確保が課題となっていました。特に、最近では4Gと5Gの両方のサービスを提供するケースが増えており、4G、5GそれぞれでRUが必要なため、その課題が深刻化しておりました。オープンRAN対応DASでは、携帯キャリアが集約局に設置したCU/DUと直接接続できるため、建物内のRUが不要となり、建物内設備の大幅な省スペース化と省電力化を実現することができます。
なお、「nGENESIS」はO-RAN FH接続に加え、従来方式である無線周波数信号による接続にも対応しており、一部の携帯キャリアがO-RAN FH接続できない場合であっても、サービス提供が可能です。これにより、例えば、O-RAN FH接続が可能な携帯キャリアはO-RAN FHで接続し、一方で一部の携帯キャリアについては従来の無線周波数信号による接続を行う形でシェアリングサービスを開始し、IOT試験完了後にO-RAN FH接続に切り替えることで、迅速かつ効率的にオープンRAN対応を進めることができます。
今後もSDIは、国内外の優れた先進テクノロジーを日本の社会に実装し、豊富な装置バリエーションに基づき、物件特性や利用環境に応じた最適化を図ることで、携帯電話利用者様、物件管理者様、携帯キャリア様のすべてに対し、高付加価値なサービスの提供に取り組んでまいります。
※1: O-RAN ALLIANCEとは、無線アクセスネットワーク(RAN)のオープン化・仮想化・インテリジェント化を推進する国際的な業界団体であり、通信事業者、装置ベンダー、ソフトウェア企業などが参加し、相互接続可能で柔軟な次世代モバイルネットワークの実現に向けた仕様策定やエコシステムの構築を行っています。
※O-RAN ALLIANCE、O-RANの名称は、O-RAN ALLIANCE e.V.の商標または登録商標です。
以上